東京カメラ部10選が旅する 高橋伸哉×日光

さんの写真

高橋伸哉 Shinya Takahashi

東京カメラ部10選2016
フィルムもデジタルもこよなく愛する写真人。共同執筆の「ドラマチック写真術」は技術本としては大好評で12000部を発行。3月にはインプレスから共同執筆による新刊「ポートレート写真術」を発売。Instagramは総数としては30万フォロワーとなり、国内外問わず写真の仕事の幅が広がりつつある

日光で多くの写真を撮ってきました。日光の風景は季節や時間によって同じ場所でも刻々と表情を変えていき、何度も撮りに行きたくなります。風景だけではありません。建物や街全体に歴史を感じられるスポットがたくさんあり、カメラと一緒にゆっくりと旅したくなる場所です。

出発:とうきょうスカイツリー駅

旅立ちの朝。朝日をうける東京スカイツリー。東京スカイツリーに光が斜めからあたり、刻々と東京スカイツリーの表情が変わります。
爽やかな風に乗って走る電車とともに、今日はどんな景色が見れるか、日光に思いを馳せます。いつもより少し早起きしてみるのも良いものですね。

約108分:特急リバティ「けごん」東武日光行

2017年4月にデビューしたばかりの新型特急リバティ「けごん」で日光に向かいます。多くの期待とワクワクを乗せて人々を日光まで送り届ける最新の車両は快適そのもの。無料Wi-Fi環境やコンセントもあり、ちょっとした調べものをしながら座り心地の良いシートに身を沈めて、ゆったりとくつろぎながら向かいます。

到着:東武日光駅

1月の東武日光駅。ひんやりとした空気に、落ち着いた街並み。駅のレトロな雰囲気とあいまって胸が高まります。
東武日光駅から目の前にバス停があり、バスに乗って日光市内の観光地をめぐることができます。

東武バス 東照宮・大猷院・二荒山神社方面行き

東武日光駅バス停から
東武バス 湯元温泉(中禅寺温泉経由)方面行きに乗車5分 あるいは
東武バス 東照宮・大猷院・二荒山神社方面行きに乗車5分
※SL大樹運転日(土・日・祝日他)のみ運行
バス停「神橋」にて降車

観光:神橋(かんまんが淵)

住所: 栃木県日光市上鉢石町
連絡先: 0288-54-0535
アクセス: バス停「神橋」から徒歩3分

神橋は二荒山神社の建造物で、日光山内の入口にかかる木造朱塗りの美しい橋です。自然の中に映える朱色と、勢いのある川が橋の下を流れ、静と動が混在する景色が見事です。
こちらは橋の向かい側から望遠レンズで撮影した一枚。

ランチ:日光金谷ホテル

住所: 栃木県日光市上鉢町1300
連絡先: 0288-54-0001
アクセス: バス停「神橋」から徒歩5分

日光金谷ホテルは日光のレトロな雰囲気を体現したかのような日本最古のクラシックリゾートホテル。歴史的建造物の中で食べるランチはちょっぴり緊張するけれど、格別です。
自然光が入る席に座り、半逆光から撮影すると、料理が一層おいしく写ります。
館内には歴史的な彫刻をはじめ、調度品を随所で見ることができます。

観光:日光東照宮

住所: 栃木県日光市山内2301
連絡先: 0288-54-0560
アクセス: 日光金谷ホテルから徒歩4分

世界遺産の日光東照宮。荘厳であり、かつ豪華絢爛な美しさは、見るものを圧倒します。
そのスケール感を伝えたくて、引いた位置から広角レンズで撮影してみました。

観光:日光二荒山神社

住所: 栃木県日光市山内2307
連絡先: 0288-54-0535
アクセス: 日光東照宮から徒歩2分

日光東照宮からわずか徒歩2分のところに位置するのは日光二荒山神社。歴史を物語る大きな木々に囲まれた道を進みます。日光東照宮とはまた違う厳かな雰囲気の中、心を洗われ、日常を忘れるような時間を過ごせます。

東武バス 湯元温泉(中禅寺温泉経由)方面行き

バス停「総合会館前」より
東武バス 湯元温泉(中禅寺湖温泉経由)方面行き に乗車
乗車32分
バス停「明智平」にて降車

観光:明智平ロープウェイ

住所: 栃木県日光市細尾深沢
連絡先: 0288-55-0331
アクセス: 中禅寺温泉からバスで約30分

日光の全景を見たいと寄った明智平ロープウェイ。展望台からは華厳の滝方面と、日光市内の方を見ることができます。華厳の滝方面は中禅寺湖が望め、雄大な景色が楽しめます。日光市内の方は、断崖が連なっているところや遠くまでひらけている景色が楽しめ、どちらも広角レンズで撮影したくなる場所です。

東武バス日光 湯元温泉(中禅寺湖温泉経由)方面行き

バス停「明智平」より
東武バス 湯元温泉(中禅寺湖温泉経由)方面行きに乗車
乗車8分
バス停「中禅寺温泉」にて降車

観光:中禅寺湖 夕焼け

住所: 栃木県日光市中宮祠
連絡先: 0288-54-2496 (日光市観光協会日光支部)
アクセス: バス停「立木観音入口」からすぐ

日光市内から、奥日光のほうへと移動します。夕焼けに染まる中禅寺湖はまるで異国のファンタジーを思わせる色彩豊かな情景を見せます。
こちらは立木観音入口交差点から南に少し行ったところから撮影した風景です。

東武バス日光 湯元温泉(中禅寺湖温泉経由)方面行き

バス停「立木観音入口」より
東武バス 湯元温泉(中禅寺湖温泉経由)方面行きに乗車
乗車9分
バス停「中禅寺金谷ホテル前」にて降車

宿泊:中禅寺金谷ホテル

住所: 栃木県日光市中宮祠2482
連絡先: 0288-51-0001
アクセス: 中禅寺湖から徒歩3分

中禅寺湖のほとりにたたずむ中禅寺金谷ホテルに到着。入口をくぐると暖炉が迎えてくれました。中禅寺湖を望む部屋で旅の疲れを癒します。
夜は鹿が現れたり、翌日朝食を食べていると、窓から様々な小鳥たちが見られ、目を楽しませてくれました。

東武バス日光 湯元温泉(中禅寺湖温泉経由)方面行き

バス停「中禅寺金谷ホテル前」より
東武バス 湯元温泉(中禅寺湖温泉経由)方面行きに乗車
乗車7分
バス停「赤沼」にて降車

観光:戦場ヶ原

住所: 栃木県日光市中宮祠
連絡先: 0288-54-2496 (日光市観光協会日光支部)
アクセス: バス停「赤沼」からすぐ

戦場ヶ原。中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だった、という神話が名前の由来だそうです。
朝日を見に戦場ヶ原に向かいました。赤沼から歩いて10分程度で、ひらけた撮影スポットを発見。山々に囲まれた景色を広角で撮るのも良いですが、望遠レンズで木に焦点を合わせ、時間と歴史の積み重ねによって形作られた”今”の景色を楽しみました。

東武バス日光 湯元温泉(中禅寺温泉経由)方面行き

バス停「中禅寺金谷ホテル前」より
東武バス 湯元温泉(中禅寺温泉経由)方面行きに乗車
乗車19分
バス停「湯滝入口」にて降車

観光:湯ノ湖・湯滝

住所: 栃木県日光市湯元
アクセス: バス停「湯滝入口」から徒歩5分

湯滝は湯ノ湖南端にある高さ70m、長さ110mの滝。想像していたよりもずっと大きな滝に圧倒されました。見られる場所自体は広くはないので、シャッタースピードを速くして、水を止めてみたり、逆にシャッタースピードを遅くして、流れるような撮影をしてみたりしました。

東武バス日光 湯元温泉(中禅寺温泉経由)方面行き

バス停「湯滝入口」より
東武バス 湯元温泉(中禅寺湖温泉経由)方面行きに乗車
乗車7分
バス停「湯元温泉」にて降車

観光:湯元温泉

住所: 栃木県日光市湯元
連絡先: 0288-62-2570 (奥日光湯元温泉旅館協同組合)
アクセス: バス停「湯元温泉」徒歩5分

温泉が流れ込み、蒸気がでている湖や、地面から湯気が出ていて湯の花が浮かぶ湯ノ平など、フォトスポットがたくさんあります。もし雪が降っていたらどんな光景になるだろう。そんな想像を膨らませたくなる場所です。

東武バス 日光駅方面行き

バス停「湯元温泉」より
東武バス 日光駅方面行きに乗車
乗車67分
バス停「東武日光駅」降車

東武バス日光 浅草行き

今回、高橋さんがたどったルート

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